総合旅行業務取扱管理者

無形のサービスである旅行商品は、旅行会社と顧客との間の契約で成立します。その契約についての事務手続きを管理・監督するために必要な国家資格が、総合旅行業務取扱管理者です。国内および海外旅行の両方を取り扱うことができます。
旅行者の不利益や事故などのトラブルを防ぐため、旅行契約の内容、料金や取引条件、旅行商品の広告・宣伝、苦情処理などについて旅行業法によって細かく規制されています。

総合旅行業務取扱管理者は、旅行業法に定められた規制の内容を正しく理解し、旅行者が安全、安心で、楽しめる旅行商品を提供するための責任者です。
資格取得者には基本給のほかに資格手当を支給する旅行会社が多いようです。また、資格があれば、与えられる業務の範囲が広くなり、管理職へ昇進するチャンスにつながります。

土地家屋調査士
土地家屋調査士は、不動産の「表示に関する登記」を所有者に代わっておこなえる国家資格です。
「表示に関する登記」とは、所有者の権利の対象である不動産(土地・建物)の物理的状況(所在、地番、地目、地積、床面積等)を公示する登記のことです。登記の際には、土地家屋調査士が土地または建物の調査、測量をした後、申請手続きをおこないます。
また、不動産に関する登記について登記官の処分を不服とする場合に、依頼を受けて審査請求の手続きなどもおこないます。

土地や建物の表示に変更があったときは、所有者は1か月以内に登記の申請をしなければならないと不動産登記法に定められています。
しかし、実際には所有者本人がおこなうことは難しいため、昭和25年に土地家屋調査士の資格が法制化されました。専門的な調査、測量の技術などを習得した一定の有資格者が所有者の代理人となって、不動産の表示および権利に関する登記をおこなうものです。

Contents

PR